ダイヤモンド
こういうアサミは無視が一番。
私は椅子から立ち上がった。
「ちょっと~、待ってよユリー。冗談よ!!冗談。」
ご機嫌をとりに追いかけてくるアサミ。
「私はアサミたちとは違うの。ヒロとは友達。そーいうのナシだから、楽なの。わかる?」
「…全然分かんない。」
まぁ、アサミに言っても無駄か。
「好きな人と一緒に部屋にいて、したいって思わないユリがおかしい。」
「……好きな人?」
「だ―か―らっ、ユリはヒロが好きなのにしたくないなんて、ありえないって言ってんの!!」
「……ふーん。」
「ほんっと鈍感。自分の気持ちに気づかないなんてあり得なーい。」
「悪かったわね。
じゃあ、私がヒロを好きなように見える?」
「見える。」
「ふーん。」
良くわからない。
私が彼を好き…?
友達として好きだよ。
キスされても嫌じゃない。
やっぱ、分かんないや。