ダイヤモンド


こういうアサミは無視が一番。



私は椅子から立ち上がった。



「ちょっと~、待ってよユリー。冗談よ!!冗談。」



ご機嫌をとりに追いかけてくるアサミ。




「私はアサミたちとは違うの。ヒロとは友達。そーいうのナシだから、楽なの。わかる?」


「…全然分かんない。」




まぁ、アサミに言っても無駄か。



「好きな人と一緒に部屋にいて、したいって思わないユリがおかしい。」


「……好きな人?」


「だ―か―らっ、ユリはヒロが好きなのにしたくないなんて、ありえないって言ってんの!!」


「……ふーん。」


「ほんっと鈍感。自分の気持ちに気づかないなんてあり得なーい。」


「悪かったわね。
じゃあ、私がヒロを好きなように見える?」


「見える。」


「ふーん。」





良くわからない。


私が彼を好き…?







友達として好きだよ。


キスされても嫌じゃない。





やっぱ、分かんないや。









< 121 / 139 >

この作品をシェア

pagetop