ダイヤモンド


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それは今も同じ。


彼にキスされるとすべてがどうでもよくなる。

ふわふわした感覚。




あの日から変わったことと言えば、
今度はキスする回数ではなく、体を重ねる回数が月に1~2回くらいになったことくらい。


しかも、それが4年も続いてる。




「ヒロは私のことなんてどーでもいいの。多分、私と付き合ってるとも思ってなかったんだよ。」



ポツリと言葉がでた。

言った後に、私が彼に対して思っている気持ちに気がつく。



彼に対する不満。



私に何も話してくれないこと。


私に一定の距離をとって接してくること。





それがこの4年間、心に引っかかって取れることがなかった……





いつかは私に色々話してくれるはず。


いつかはこの距離もなくなるはず。






そうやって、考えるのももう疲れたの……






すると、アサミが呆れた顔でため息をはいた。




「どーでもよかったら、ユリと4年も一緒にいる?」

「どーでもいいから4年も一緒にいられたんだよ。」

「どーでもよかったら、寝てるユリにキスする?」


「どーでもいいから寝てる……ってええ!?何それ。」

「どーでもよかったら、ケータイの待ち受け画面をユリにする?」


「…は?ちょっ、アサミ、何言って……っ」


「どーでもよかったら、ユリの画像フォルダ作るの!?」







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