ダイヤモンド
“どれがいいかな~”
なんて楽しそうに私のクローゼットの中にある服をあさり始める彼。
状況についていけない私はただ彼の背中を見つめる。
「美沙が一番気に入ってるのどれ?」
「……これ。」
この前買ったばかりのワンピースを指差す。
「ふーん。じゃあ、これとこれな。」
私が選んだワンピースと一緒に出される下着。
彼は何でもないことのように平然としているが、私はもう頭がくらくらする。
だって、今まで男の人に下着なんて選ばれたことないんだもん。
「こっちは美沙のお気に入り。こっちはオレのお気に入り。だから文句ないだろ?」
自信満々のいつもの笑顔。
「……うん。」
その笑顔に私が勝てるわけない。