Secret*Hearts
「さぁ、掛けなさい。華梨もだ。」
「はい、失礼します。」
そして促されるまま華梨の両親の前、ガラステーブルを挟み、華梨と並んで腰掛けた。
「最初に言っておくが―――…、」
「はい。」
「我々はきみと話し合うつもりは無い。」
「パパ?」
けれど、第一声として発された言葉は、今のこの場の意味を全く為さないものだった。より一層不安の色を濃くした華梨に代わり、華梨の父親へと問いかける。
「それはどういう……?」
「そのままの意味だ。話し合うつもりは無い。結論はもう決まっている。あくまでもこの場では、きみの話をきいてあげるだけだ。だから、早く話してすぐに帰りなさい。」
あまりにも想像通りの展開に苦笑するより他なかった。
想像はできたけど、何もまだ何も話していない段階で、そんなはっきり言わなくたって…
でも、それなら。
華梨の両親がそういう方法に出るのであれば。
俺は偽らず、変な隠し立てなんかせずに、ただ真っ直ぐ思っていることを伝えるだけだ。