―earthquake― 被災地から伝えたいこと
夜が来た―――
夜は特にやることがなくて、ご飯を食べたらすぐ寝る生活・・・
ご飯と言っても、あんまりお米は出てこないけど―・・・・・・
ママが作ってくれたネギのお味噌汁がすっごく温かくて美味しくて、冷えた体に染み渡った。
今日の夕食はすき焼き
・・・風の煮込みものとインスタントの焼きそば。
冷蔵庫が使えないから、生物のお肉とかは早く使わなきゃいけないらしい。
「お肉が食べれるのは今のうちだからね。この生活が続いたらなかなか食べられなくなっちゃうから」
ママにそう言われた。
けど いまいち実感がわかなくて・・・
あたしは、明日には電気が復旧してるんじゃないか、とか、水道が使えるんじゃないか、とか、淡い希望を抱いていた。
そんなのすぐに壊されちゃったけど―――