あたしの愛、幾らで買いますか?
あたしは急いで、コンビニを出て

駅へと向かう。

そして、彼の言う白い車を探す。

ロータリーには沢山の車があった、

白い車も沢山…


だけど、その群れから外れた所に

愛する彼が乗っているであろう車を

見つけた。


あたしが一歩一歩近付いていくと

短くクラクションが鳴る。

いつもの黒い車とは

少しだけ違うクラクションの音。


助手席のところに着いた時に

彼が窓を開けてくれた。

黒いサングラスをかけている彼。

いつもなら、かけてないのに…

変に勘ぐる自分が嫌になる。


「あゆ?
 お待たせ」


その言葉と一緒に、

彼の口は柔らかい笑みを生み出す。

それに、あたしの心は

キュッと反応する。

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