星の哀歌
「俺はいいんだよ。危なくないから」

「……あのね、よかったらうちに寄っていかない? 山内さんにレシピ教えてもらって、昨日アップルパイ焼いたんだ。でもお父さんとお兄ちゃんは甘いの苦手だし、アタシとお母さんだけじゃもてあましてたから、よかったら食べていって?」

「いいのか……?」

ぽかんとした顔で光星くんは立ち止まった

「光星くん、甘いもの嫌い?」

「いや、そうじゃなくて……」

「よかった! でもね、山内さんみたいに上手じゃないんだよ! どうしても山内さんみたいにおいしくならないし、見た目もあんまりキレイじゃないの。アタシ不器用なんだぁ……」

「俺はあゆの作ったのが食えれば嬉しいよ」

そんなこと言われたら顔が真っ赤になっちゃう


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