トライアングル

「もし、自分にとって悲しい事があって、自分は悪くない。正しい事しかしてないんだって、言う人がいたとします。それは、自分のホントの思いを貫いてる訳じゃなくて、自分の思いから逃げてるだけなんですよ。自分が傷つきたくないから。その事実を受け入れたくないから。自分が一番可愛いだけなんです。だけど、多田羅さんは違う。自分の事、最低だって。心が狭いって。自分が嫌いだって、言いましたよね?だったら、大丈夫です。多田羅さんは、素直なだけです。ただただ、純粋に竜斗さんの事を好きなだけなんです。違いますか?」


「…………そ、だね」



心を強く打たれた気がした。
ホントの意味で救われた気がした。


ただ、話を聞いて欲しかっただけなのに、こんなに励まされるなんて思ってもみなかったから。



ポロッと一粒の涙が頬を伝った。


「あっ!すいません!生意気ですよねっ」


長谷川君は、慌てて何度も謝ってた。


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