初めての恋
放課後、校内はにぎやかだった。


もうすぐ学校祭。


みこし行列に使う、みこしの作成。クラス出し物の用意で盛り上がっていた。


歩美がさっき、真輝とどこかへ行ったので、麗は一人で色塗りをしていた。


しばらくして、歩美が暗い表情で帰ってきた。


「どうしたの?何かあった~?」


「信じられない!透君にフラれた~ショック~!」


「告ったの~?で何て断られてたの透に」


「ごめん。俺好きな奴いて~悪いんだけど。だって~」


そういえば、自分にも同じ事言ってた。


「麗!こうなったら透君の好きな人、聞き出してよ~このままじゃあきらめられないよ~」

「あたしが~何で~」

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