虹が見えたら
なるみがそういうと、真樹はなるみを抱きしめて言った。
「過保護なんかじゃない。
愛情って言ったら笑うかい?」
「笑ったりなんかしません! いないとさびしいし。」
「なるみちゃん・・・。くそっ、やっぱり沢井になんて触れさせてたまるか!」
真樹はなるみの首筋に強く吸いついた。
「や、やだ、また・・・。離れて!
今こんなことしたら、寮の子に指摘されちゃうーーーー!」
「じゃ、ここなら指摘されない。」
真樹がそういってなるみの上衣を押し上げようとすると、なるみの両手ビンタが真樹の頬にヒットした。
「痛っ!・・・なるみちゃん・・・」
「そういうのには流されませんから!
どうしてもしたいなら・・・早くお仕事を片付けて帰ってきてください。
あ、でも私はフリーですからね。
女子大生生活は人並みにエンジョイさせていただきますから。」
「なるほど。なるみちゃんに課題を突きつけられるとはね。
じゃ、さっさと片付けて帰ってこないと。」
「あの・・・1つ聞いてもいい?」
「何?」
「いったい、私のどこがよくて、たくさんお世話してくれるんですか?
真樹さんなら職場でもプライベートでも誘えばいくらでもついてくる女性多いでしょうにに。」
「だから、見に行ったときから一目ぼれっていうかさ。
この前言ったじゃない。ね。」