おもちゃのユビワ
「いや、願いが叶うのかどうかは知らないけど、兄貴がナオに指輪をあげたら、ナオがスッゲー喜んでさ。」



ナオは秀二の話をじっと聞いていた。



「小さいながらに兄貴がナオに結婚指輪あげたんだって思って、悔しくなったんだ。
俺、その場から走って逃げてさ。で、俺もあげないとナオを兄貴にとられちまうって思って、そん時からいっつもあのお菓子をオマケのために買ってたんだ。」



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