おもちゃのユビワ
ナオは秀二の手を取った。



ナオと手を繋ぐなんて何年ぶりだろうか。幼い頃は当たり前だったが、今ではもちろん手を繋ぐなんてことはない。



「手、大っきくなったね。」



「ばか、当たり前だろ?」



「そだね。」



秀二は恥ずかしい気持ちもあったが、ナオの手をしっかりにぎった。



「ねえ、秀二。」



「何だよ。」



「家に帰ったらさ…」



「ああ。」



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