純愛爆走族
「矢口慶吾君・雲雀恭介君。
同じクラスメイトです。

…他のみなさんは知りません。

私は尼寺聖子です。」



「尼寺聖子…?!」

広樹が不思議そうに口をひらた


「広樹知ってるのか?」

「…いえ。別に。」

俺の質問に広樹はまた口を閉ざした
なんだ?


「私、みなさんとお友達になりたいです。
どうぞ
よろしくお願いします。」

尼寺は
俺たちに向かって頭を下げた


「「友達になりたいだ!!?」」

俺と健太郎の声がキレイにハモる

「はい!」


「いや、待ってくれ。
尼寺さんは女子だ。他の女子と友達になればいい。」

恭介が諭すように言うと
尼寺の表情が急に曇った


「この学校の女子生徒のみなさんは
私を受け入れてはくれませんでした。」


その声は
今まで聞いてきた物とは違って

驚くほど
感情を感じられない冷たい声だった
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