甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
孝太の言葉に酔ってしまったのか、なんだかフワフワした気分になる。
ベッドの上に丁寧に下ろされて、いつもこんな風に大事に扱われていたんだと思うと、嬉しくて泣いてしまいそうだった。
「カナ、泣いてる?」
「まさか!」
「じゃ何これ?」
あたしの目尻を指でそっと掬う。
「よ、よだれ」
「目から?」
「うん」
孝太が微笑んだ。
「電気消しますか?」
「……うん」
今からの事を想像してしまって、孝太の顔が見れなくなった。
心臓がバクバクして酸欠になりそう。
照明が薄暗く落とされると、孝太の輪郭以外はわからなくなった。