午睡は香を纏いて
レジィに連れて来られた時、周囲には意地悪なクラスメイトたちがいた。
考えたくはないけれど、彼女たちの誰かがあの時、転送の巻き添えにあったのではないだろうか。


「ライラ、ごめん。あたしカインのところに行ってくる」


とにかくカインに話を聞こう。あたしとレジィをこちらに転送したのはカインなのだから、何か分かるかもしれない。



「カサネー。レルフに聞いたんだけど、カサネの世界の服、オレにも見せてよー」


あたしが立ち上がると同時にガタンと木戸が開き、セルファがひょこりと顔を出した。


「あ、そうだ。ライラ、あたしの服ってどこにあるの?」

「父が持っています」

「分かった。じゃあちょっと行ってくる。
セルファ、丁度いいや。あたしと一緒にカインのところに行こう」


きょとんとしたセルファの背中を押すようにして、家を出た。
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