マイ・シュガーランド


優しい微笑みを浮かべた柘植さんは、フカフカのベットに倒れ込む。


手をグイッと引っ張られ、柘植さんと身体が重なる。





「なっちゃん…」



柘植さんの声が近い。



「この服、やっぱり気持ちいいね。」



――え?



「モコモコで絶対に抱き心地いいだろうな~って思ったんだ。」



―――えぇ?



「今日はぐっすり眠れそうだなぁ」



「・・柘植、さん?」


「ん?」


「それって抱き枕・・」


「あぁ!
それいい表現だね。
抱き枕だ!!」



・・そんな嬉しそうに言われても…


抱き枕の代わりって、複雑。。


< 93 / 160 >

この作品をシェア

pagetop