白銀の翼~白銀の彫刻と金の瞳の乙女~
「いや、リセラをどうやって

驚かそうと試行錯誤中」

「バカみたい」

よいしょ、という年寄りのよ

うな声を出し立ち上がる。タ

ランにリセラは冷たい視線を

受けた。立ち上がる際、首と

左手首を繋いでいる。鎖がチ

リチリと鳴る。それにちらっ

と目をやりすぐにそらす。

「タラン、あんたは顔だけが

取り柄なんだから。傷でも付

けたらどうすんのよ」

「顔だけとはなんだ!顔だけ

とは。俺には力だってあるん

だぞ!」

「だったらなんでこんな所で

サボってんのよ。男は今、ゴ

ミ用のアナ堀でしょ」

「うるせーな。呼ばれてんだ

よ。あのオッサンに。お前こ

そなんだ?昨日一日中サボっ

て今日は用水路の水だろ。あ

れは大変だぞ。俺は一回やら

されたけど次の日肩上がんな

かったから」
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