私のメガネくん 短編
羅威くんと手を繋ぐのが好き。心があたたかくなる。


こうやってさり気なく手を繋いでくれる羅威くんが好き。


羅威くんは、私のどこを好きになったんだろう…。


私は…。


羅威くんの優しいとこが好き。

心配性なとこが好き。


真面目なとこが好き。


言っても言い切れないぐらい…好き…。


私は羅威くんを見上げる。


背、やっぱり高いなぁ。


それに比べて私は150cmしかないし…。


2人並んで歩いてたって私は妹にしか見えないんだろうなぁ…。


うぅ~。なんかヘコむ…。


私は下を向いて歩く。


「あかり?どうした?」


羅威くんは私を見下ろす。



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