あの気持ちをもう一度


綾瀬がバイクに乗るとそのまま愛歌の家まで走った。


バイクで20分くらいで着く。
まぁ遠いだろう。


「うわぁ!綺麗だし大きな家」
綾瀬がキラキラした目で家を見る。
でも俺と瞬矢は何回もきてるし、外見だけなことも知ってる。


「入ろうか」
そのまま中に入っていく俺を慌てて追いかけてくる綾瀬。
その後ろを瞬矢が黙ってついてくる。


勝手に入って勝手に進む俺を不思議に思ったのか小さな声で瞬矢に話しかけている。

「勝手に入っていいの?」


「平気。ここ、親いつもいねーし」


愛歌の部屋まで行って声をかける。
「入るぞ?」

「うん!」

返事が返ってきたからそのまま部屋に入る。



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