サクラ誘惑
なんて思ってしまったのは内緒で。
はぁ、とため息をつきながら歩き出した。
けれど、ガチャとドアが開いて
「さくら、忘れ物」
そう言って手招きするさとるに、何か忘れたっけ?と思いながらも教室に戻る。
そして教室に入った瞬間
「…んっ」
キスされた。
角度を何度も何度も変えてキスをされる。
さっきよりも長くて、息が出来ない。
もう無理!と胸板を叩いたら、悪魔の顔が満足そうに離れた。
「また明日のキス」
なんてバカなことを言うさとるに、ドキンとする私の方がバカだったりする。