黒き藥師と久遠の花【完】
言い終えた直後。
ナウムに深く口づけられ、みなもの息が詰まる。
無遠慮に歯の間をこじ開けて入り込んでくる舌が、頭の中まで掻き乱していく。
激しく嫌悪する気持ちはあるのに、体は覚えてしまった快楽に縛られる。
息苦しくて目の前が暗くなる寸前に、ナウムの唇が離れる。
新鮮な空気を求めるあまり、みなもは息を切らせる。
再び目を合わせた時、ナウムは優越感に口元を歪ませ、恍惚の表情でこちらを見下ろしていた。
「色っぽくて良いなあ、その顔。まだオレに抗おうっていう目をしてるクセに、頬は物欲しそうに赤くなってやがる。男を誘うのが上手だな」
「そんなこと言うな! 俺は――」
反論しかけたところで、またナウムに唇を塞がれる。
そのまま服のボタンを外し始め、熱を帯びた手を滑り込ませてきた。
「んっ……」
思わず声が出そうになり、どうにか押し殺す。
けれど息が苦しくて吸い込もうとすると、小さな声が口から零れてしまう。
悔しくて、情けなくて、恥ずかしくて。
死んでも泣きたくないのに、目から涙が溢れてきた。
頬に伝った一滴を、ナウムが舌で受け止めた。
ナウムに深く口づけられ、みなもの息が詰まる。
無遠慮に歯の間をこじ開けて入り込んでくる舌が、頭の中まで掻き乱していく。
激しく嫌悪する気持ちはあるのに、体は覚えてしまった快楽に縛られる。
息苦しくて目の前が暗くなる寸前に、ナウムの唇が離れる。
新鮮な空気を求めるあまり、みなもは息を切らせる。
再び目を合わせた時、ナウムは優越感に口元を歪ませ、恍惚の表情でこちらを見下ろしていた。
「色っぽくて良いなあ、その顔。まだオレに抗おうっていう目をしてるクセに、頬は物欲しそうに赤くなってやがる。男を誘うのが上手だな」
「そんなこと言うな! 俺は――」
反論しかけたところで、またナウムに唇を塞がれる。
そのまま服のボタンを外し始め、熱を帯びた手を滑り込ませてきた。
「んっ……」
思わず声が出そうになり、どうにか押し殺す。
けれど息が苦しくて吸い込もうとすると、小さな声が口から零れてしまう。
悔しくて、情けなくて、恥ずかしくて。
死んでも泣きたくないのに、目から涙が溢れてきた。
頬に伝った一滴を、ナウムが舌で受け止めた。