黒き藥師と久遠の花【完】
低く唸るような小声でやり取りしながら、一番前に出てきた男が手を伸ばしてきた。
衣装に手をかけられる前に、みなもはそっと男の手に触れる。
次の瞬間――。
「うわっ!」
男が弾かれたように手を引き、その手を押さえながらうずくまった。
後ろにいた別の男が、「ど、どうしたんだ?!」ど慌てて駆け寄ってくる。
前かがみになったところを見計らい――バッ! みなもは上体を勢いよく起こした。
クリスタと男たちが驚きで息を引き、素早くこちらを見る。
顔は隠されていても、困惑の色までは抑えきれていなかった。
「こ、この野郎、大人しくしやがれ」
残りの男たちが両腕を広げ、みなもを捕らえようとしてくる。足元に倒れている仲間や針子たちのせいで、彼らの動きは鈍い。
余裕で避けることもできたが、みなもは敢えて男たちの間へと踏み込む。
そして手を伸ばし、フードの下の顔に触れた。その刹那、
「「――――っ!」」
声にならない声で叫びながら、男たちは顔を手で覆い、その場へ崩れ落ちた。
残されたクリスタは呆然とその場へ立ち尽くし、一気に顔色を白くした。
衣装に手をかけられる前に、みなもはそっと男の手に触れる。
次の瞬間――。
「うわっ!」
男が弾かれたように手を引き、その手を押さえながらうずくまった。
後ろにいた別の男が、「ど、どうしたんだ?!」ど慌てて駆け寄ってくる。
前かがみになったところを見計らい――バッ! みなもは上体を勢いよく起こした。
クリスタと男たちが驚きで息を引き、素早くこちらを見る。
顔は隠されていても、困惑の色までは抑えきれていなかった。
「こ、この野郎、大人しくしやがれ」
残りの男たちが両腕を広げ、みなもを捕らえようとしてくる。足元に倒れている仲間や針子たちのせいで、彼らの動きは鈍い。
余裕で避けることもできたが、みなもは敢えて男たちの間へと踏み込む。
そして手を伸ばし、フードの下の顔に触れた。その刹那、
「「――――っ!」」
声にならない声で叫びながら、男たちは顔を手で覆い、その場へ崩れ落ちた。
残されたクリスタは呆然とその場へ立ち尽くし、一気に顔色を白くした。