ただ好きなだけ
お互い黙ったまま、資料室に向かった
ガラガラ...
「そこに置いてある資料の片付け手伝ってくれ」
「はい……」
作業をしている間、ずっと沈黙だった
やっべ……
なんか、めちゃめちゃ緊張してきた…っ
てゆうか、なんて言ったらいいんだ!?
頭ん中で考えながら、作業をした
そして、10分後
「先生、これでいいですか?」
「あ、あぁ
ありがとうな」
「じゃあ、私帰りますね」
そう言って、山岸は資料室を出ようとした
あ……
もう山岸行ってしまう……
ちゃんと、俺の気持ち伝えねぇと…っ!
ギュッ・・・
「えっ!?
せ、先生!?」
俺は山岸を後ろから自然と抱き締めていた
「山岸……
俺………お前の事が好きだ…」
「え……でも、昨日は…」