ただ好きなだけ




お互い黙ったまま、資料室に向かった



ガラガラ...



「そこに置いてある資料の片付け手伝ってくれ」

「はい……」



作業をしている間、ずっと沈黙だった


やっべ……

なんか、めちゃめちゃ緊張してきた…っ

てゆうか、なんて言ったらいいんだ!?


頭ん中で考えながら、作業をした



そして、10分後



「先生、これでいいですか?」

「あ、あぁ
ありがとうな」

「じゃあ、私帰りますね」



そう言って、山岸は資料室を出ようとした



あ……

もう山岸行ってしまう……

ちゃんと、俺の気持ち伝えねぇと…っ!



ギュッ・・・



「えっ!?
せ、先生!?」



俺は山岸を後ろから自然と抱き締めていた



「山岸……
俺………お前の事が好きだ…」

「え……でも、昨日は…」




< 15 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop