君は嘘。
うーん。にしてもこの子は相当な美人さんだから、見たら覚えるハズ……。そしたら俺はこの子を初めて見たってことか……。
「伊月ぃ……。この子どうする?爆睡してんよ?つついても起きねぇよ?」
無防備なんだな……。こんなとこで寝ちゃって……
襲われても文句言えないよ?
なんて思いながらその子の茶色に近い黒髪を手で空いてみる。
わ……サラサラしてる気持ちいい……。
『………ん……。』
あ、どうやら起きたみたいだ。