クローバー



「あっ…監督!大丈夫です」



「本当に大丈夫か?」



「はいッほらこの通り…」



どばっ



「!!」



「おいっ茜ッ!」



慌てて鼻を押さえる



「果梨。医務室に連れていけ」



「はいっ監督!」



「大丈夫ですってこんくらいすぐ止まりま…」



どばっ



止まるどころか後から後から流れ出て来る



監督の顔が曇る



「はいッ果梨と一緒に医務室に行きます」



監督に言われる前に果梨に連れていかれるというより、果梨を引っ張りながら言った



「止まっても止まらなくても大事をとってお前はもう帰れ」



「えっ…まじすか!?ちょっ…監督!!」



「果梨、連れてけ!!」




< 31 / 291 >

この作品をシェア

pagetop