【完】優しい彼の温もりに包まれて
家から学校までは歩いて行ける距離


校門に着くと人だかりが出来ていた


「圭輔、見てこい」


「言われなくてもそのつもり」


圭輔は俺が人混み嫌いなこと知ってる


「なぁ、捺稀。」


俺は隣に居る捺稀に声を掛ける


「何?」


「どうしてアイツを好きになったわけ?」


「何でいきなりそんなこと聞くの…?」


「聞きたくなっただけ」


あの圭輔が好きになったヤツだからな


「優しかったから…かな?」


圭輔は自分の気に入った奴には優しいもんな


「捺稀、丈瑠。見てきたぞ」


クラス替えの掲示板を見に行っていた圭輔が戻って来た


「俺と丈瑠は3組で捺稀が5組だった」


「離れたんだ…」


悲しそうな顔をする捺稀


「捺稀のクラスに瑠夏ちゃんも居るよ」


……瑠夏?
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