【完】優しい彼の温もりに包まれて
「丈瑠、お前寝てたな」


「そうだな…疲れてるんだよ」


沙穗の面倒見て勉強してると寝る時間が減るんだよな


「お前達、座れよー?」


笹川は大量のプリントの束を持ってやって来た


「先生それ何ー??」


遠くに座ってる女子生徒が聞く


名前は知らないけど…


「国語と数学の宿題な」


と言って配られた大量のプリント


良く見たら復習じゃねぇか…


計算と漢字か。


「えぇ~俺、この量…無理だ」


……隣で歎く圭輔


コイツ勉強嫌いだったな


「丈瑠、教えて…」


……いうと思った。


「沙穗に怒られるぞ」


“圭ちゃん、自分で勉強したら?”って…


3歳の女の子に怒られるのもどうかと思うけどな
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