【完】優しい彼の温もりに包まれて
山岸瑠夏(ヤマギシルカ)


それがあたしの名前


今日から葉月高校の2年生


「さっ、ご飯出来たよ」


今は普通に接するお母さん


テレビからはいつもお決まりのニュース番組が流れてる


うちは毎日情報番組を見て学校に行くのがお決まり


「瑠夏、早く食べて準備しなさいよ?」


台所から叫ぶお母さん


「はーい。分かってる」


渋々、準備を始める


早く準備をしないと間に合わない


あたしが住んでる場所は都会でも田舎でもない場所


でも、通学するバスの本数が少なく早めに出ないといけないんだ


「じゃあ、行ってくるから。瑠夏も気をつけてな?」


「行ってらっしゃい。気をつけてね。あたしも気をつけます」


手を振ってお父さんを送り出した
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