【完】優しい彼の温もりに包まれて
行ったのは良いが3人が楽しそうに話しているから行きにくい…


あれって…確か。山岸だよな


捺稀、本当に友達になったんだ


「それじゃ、あたし行くね」


…やべっ、こっち来る!!


俺は咄嗟にバレないように隠れた


…ふぅ。助かった


なんて肩を撫で下ろしていると。


「丈瑠、出て来れば?」


いつもより低い圭輔の声


……気付かれてたんだ


「バレてた?」


「当たり前!!」


即答されたし


「お前、瑠夏ちゃんのこと気になってる?」


そんなことを聞いて来る圭輔


「気になってない」


気持ちとは反対の言葉を言ってしまう


「お前、沙穂ちゃんの迎えは良いのか?」


…そうだった。


俺は急いで沙穂を迎えに行った
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