【完】優しい彼の温もりに包まれて
「どうした?」


「制服着ると怖くて手が震えてボタンがはめれない…」


良く見ると手が震えていた


「大丈夫。大丈夫だからな…」


俺は瑠夏に代わりボタンをはめる


「ごめんね?ありがと」


ゆっくり抱き着いて来た


「今日は甘えたがりだな」


「だって…不安になるんだもん」


瑠夏の身体が小刻みに身体が震えているのを俺は見逃さなかった


「大丈夫。瑠夏には俺が居る。もう離れない。てか離さないから」


俺、瑠夏がいないと無理


「準備しようか…」


「学校行きたくないよ」


藤室と美貴の事があるからな


「大丈夫。昼休みは甘えて良いから。捺稀も居るし瑠夏は1人じゃない」


「じゃあ、頑張る」


よしよしと頭を撫でる
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