【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏...?」


あたしの存在に気付いた響は”ヤバいっ”という顔をした


「どういうこと...?」


「響、この人だぁれ?」


響に媚びるようにして聞く女の子


「ただの友達だよ」


”ただの友達”と言われショックを受けた


「彼女じゃなかったの?”好き”って言ってくれたよね?」


会えないって言ってたのもこのせいなの?


「今は好きじゃない。じゃあな。」


響は素っ気無く言葉を返し去って行った


響と女の子はとても楽しそうだった


あたしが好きになった人は皆、あたしから離れて行くんだ


初めて好きになった人なのにな


ショックを隠しきれなかった
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