【完】優しい彼の温もりに包まれて
しばらくすると瑠夏もお風呂から上がってきた


化粧してなくても可愛いじゃん


母さんも瑠夏のこと心配みたいで明日、話しを聞くらしい


話したいことだけ話すと寝室へと戻って行った


「ねぇ、しばらく家に帰りたくないの。居ても大丈夫?」


俺は何も言わず不安そうな瑠夏の手を引き部屋に向かう


部屋に入ると瑠夏用の布団も引いてあった


俺がお風呂場に連れて行ってる間に用意したんだな


母さんは世話好きだから


「おいで?」


俺はベッドに座り隣に座るよう促す


最初は戸惑っていたがすぐに近寄って来た


俺が何があったか聞いてみると…


「あたしの言ったこと信じてくれる?」


と不安そうに聞いて来た


俺が小さく頷くとゆっくりと話し始めた
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