Love.Love.Loving!

「まず、俺、彼女とかいないから」

『にょっ、うしょ、だも、』

「うるさい、聞け!」

『(怖い…っ!)』

「かぁかぁ――香彩が俺に彼女いるって思った理由はわかってる。指輪だろ?」

『…、』

「こんなとこに付けてたら誰でもそう思うだろうし、女避けのために俺もわざとここに付けてるから、香彩がそう思って、俺を信じられないのもわかる」

『…、』

「けど、俺、ちゃんと言った。嘘じゃないって。本気だって」

『…、』

「こんな指輪つけてて、信じてとか言う方が矛盾してるけど、でも何回もほんとだってここ来る前も言ったのに、嘘だとか喋んないとか会わないとか、終いには関係ない人に戻るとか言うから、」

『…、』

「本気で気持ち伝えてたのになんも信じてもらえてなかったんだ、って思って、すっげぇムカついた」

『…、』

「つーか、マジで彼女いたら香彩に手ぇ出したりしてねぇし」

『…、』

「俺、そんなカスがすること殺すって脅されてもしたくねぇし、勘違いさせたのはその、…ごめん。けど、」

『…、』

「彼女、いないから。香彩のこと好きになってからずっと香彩しか眼中にないから」

『…、』

「だから、嫌いとか言うな。マジであれ、傷つくんだからなっ」

『…、』

「…じゃあ、改めて言うけど、」

『…、』

「――俺が好きなのは、須王香彩だけだ」

『…、』

「…信じてくれる?」
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