Love.Love.Loving!

自分でも自覚しているぐらい面倒くさいあたしと関わるから。そんなあたしのことを〝好き〟なんて言うから。

面倒くさいと思うことになるんだよ。


うざくて、バカでアホでまぬけで泣き虫で鈍感でカラス……ではないけど、面倒くさいを入れたら七拍子も揃ういいとこなしなあたしのどこが好きなの?

あたしは、自分が嫌いで嫌いで仕方がないのに。希唯君は、あたしのなにを好きになってくれたの?


マイナス思考をどうにかしろって言ったけど、たぶんきっと、無理。ああ、もうすでにこれがマイナス思考。

ここからプラスに方向転換しようなんてできないし、まずプラスになることを思えない。

こういうあたしも面倒くさい。嫌い嫌い、大嫌い。


だけど希唯君は、こんな悪いところばっかで、自分が何より一番大事で人を傷つけるようなあたしを、あたしの言葉でムカついて傷つきまでしたのに嫌いにならないでいてくれた。

〝好き〟って、言ってくれた。


ずっと胸にあった突っかかりが解けて、実際にはいなかった彼女さんへの罪悪感もなくなって。

少しだけ気持ちが楽になったあたしは応えるとか応えないとか関係なしに、ただ、希唯君があたしに対して紡いでくれた言葉全部が嬉しかったの。

もとから泣き虫だけど、泣けちゃうぐらい嬉しくて、信じてって言う希唯君の気持ちを今度こそちゃんと信じなきゃダメだって。

そう、思ったの。
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