Love.Love.Loving!

こここ怖っ!!やだ怖い!!

て、てか、すごまないで怖い!!


グッと眉間にシワを寄せて、目からビームか槍かなんかを飛ばしてるんじゃないかと思うぐらい猛烈に痛くて鋭い視線をぐっさぐさ突き刺してきながらあたしを見据える希唯君。

ゴゴゴゴ…ッと、希唯君の背後に確実に危ないブラックオーラが見えるんだけど……気のせい、だよねいや気のせいじゃない。ふええええ…。


カタカタと怖さで震えるあたしの脳内フル回転で考え出した答えはどうやらお気に召さなかったらしい。

で、でもっ、嫌いじゃないし(たぶん)、人として好きって言っても絶対希唯君そうじゃないって言うだろうし、恋としての好きはないし…。

あたし的には、あれが一番いい返事だったと思うんだけど…。じゃあ他になんて言えばよかったの?


半泣き、というかいつでも泣き出す準備オッケーなあたしに「…どういうこと?」希唯君はやはりすごむ。怖い!

カタカタカタカタ。青ざめて震えたまま口を開〝け〟ないあたし。怖い、けど、怒っているときとは少し違う。怖いけど。

なにが、って聞かれたら、うーん…。雰囲気…?なんだろ…。

あたしの空っぽに近い頭ではなんて言葉にしたらいいのか思いつかなくて、曖昧にしか答えられないけど、でも、怒ってはないと思う――。


「香彩聞いてる?ていうか、泣いても今度は許さないよ」


あ、あれ?怒って、る…の?え…、希唯君?
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