Love.Love.Loving!
宣言した、その直後。
宣言通りぐりんと踵を返し逃走を開始したあたしは「は!?」素っ頓狂な希唯君の声を背中で聞いたのだった。
そして、言うのが遅くなったが。
今まで居た場所は人通りも少なく、社会科準備室やら物置となっている空き教室だったり。
そういうあまり使われない類の教室が集まった東校舎で(なのに手入れの行き届いたトイレがある不思議)。
希唯君の俺の彼女発言から次の日。2日前からあたしは希唯君に追っかけ回されていた。
1日目はそんなことされるなんて思うはずもなく無抵抗であっさり捕獲され。
2日目はまさか連日で来ないだろうと希唯君をなめていたあたしは現れた希唯君から逃げる隙もなく1日目のデジャヴ。
二度あることは三度ある。
まさに、その通り。
3限目は化学の授業で、実験室に移動しなくちゃいけなくて。そこから教室に戻る途中、希唯君に見つかってしまったのだ。
めちゃくちゃ足が早い希唯君から必死に逃げて逃げて逃げて。東校舎のトイレに身を潜めたってわけである。
結局は希唯君に捕まったんだけどさ。