Love.Love.Loving!
だけどすぐにちらりとあたしを一瞥してから響の言葉を遮ったことに昴は気づいたらしく、やべぇって表情して慌てだした。
「お、俺、もう行くね!頑張って響君っ」
不自然な言葉のつまり方。ひらひら〜っと手を振って走っていく我が弟。
スラックスの中に入れられていないワイシャツがふわりと浮き上がり、肌とパンツが見えた。腰パンしすぎっ!
…てか、響、なにを頑張るの?
「あいつ…」
走っていった昴になにか言いたそうな表情して。だけどそれも刹那。はぁ、と呆れ混じったタメ息を吐く響。
そんな響を不思議に思いながら、昴のセリフで生まれた疑問を聞いてやると「…なんでもねぇよ」少し間を空けたのが怪しい。
しつこく聞いたら「うぜぇ」ピシッとデコピンされて終わらされた。…超痛い。
「つーかさっさと行くぞ」
『え?』
「なに」
『…、…あ、あー!学校ねっ』
デコピンされたおでこを撫でていたあたしは、言われたセリフの意味が一瞬わからなくてきょとん。
だって響が家に迎えにきてくれるのすーっごい久しぶりだし。いつも一人で行ってたからそんなこと言われないしね。