Love.Love.Loving!
わからない、なんて。さらにムカつく。でも、わからないで終わらせるのはもっとムカつく。から、あたしは口を開く。
だけど別に謝ってほしいとかじゃなくて。
好きもキスも遊びだったなら言い訳してもしなくても、なんでもいいから早くあたしを希唯君と関わる前のあたしに戻してほしい。
ドキドキとか。胸を締めつけるようなこの苦しさを味わう相手は希唯君じゃないの。あの人、なの。
あたしが傷ついた理由を、ただわかってもらいたいだけ。
『…っ仕返し、って、』
「…、」
『っい、じわる、って、』
「…、」
『あ…っあたし、遊び相手、…っだから、』
「…、え、」
『全部、っ嘘、なんでしょ』
「香彩、ちゃん…?」
『だから、希唯君…嫌い、で、』
「ちょ、ちょっと待ってよ。なに言ってんの?」
希唯君の腕の中で嗚咽混じりに途切れ途切れ。泣く理由を話すあたしに今まで静かだった希唯君が割って入る。
セリフと声に意味がわからないと怪訝を孕めてきて、「ちょっと俺のこと見て?」離れた胸。すっと顎を持たれ上向かされたあたし。
ぼんやり見える希唯君は、眉間にシワを寄せていた。