Love.Love.Loving!
『(いっ、やぁー…)』
なにその変態発言。最っ悪で最っ低だ。脅迫〝まがい〟じゃなくてもう脅迫だ!ていうかセクハラだ!
ありえないありえない。バカバカッ。希唯君のエッチ!!エロエロおや…イケオヤジ(イケメンオヤジの略)!!
あまりの最低さに希唯君の背中に触れていた手のひらをグーに握って、ボカボカ殴ってやろうと思った。
けど、最っ悪で最っ低な脅迫のおかげでそれができない。
もう、バッカ。本当にありえない。ずるい。下ろしてほしいのにそんなこと言われたら言う通りにするしかないじゃん。
この今の体勢で、希唯君の脅迫に素直に従うか従わないか。
どっちが利口かっていえば絶対前者に決まってる。
肩に担がれているあたしは、身動きが自由にできない状態。できることといえば足と手を使ったバタバタ攻撃ぐらいで。
それでも十分な抵抗になるんだろうけど、でも希唯君は男の子。一つ年下でも歴とした〝男〟なのだ。
女であるあたしの抵抗なんか脅迫を使わなくったってきっと、簡単に力で封じることができる。
あたしがその脅しに乗らず、バタバタ攻撃を繰り出したら、もしかしたらパンツをガン見されるだけじゃ済まないかもしれない。
だって希唯君、ハイパーなエロエロイケオヤジだしっ!!希唯君ならそれ以上をやりかねないよ…。
だから、パンツを守るため、ここはおとなしく担がれておくのが適切。