高熱にベッド<短&番外>
私を握る永樹さんの手は弱々しい。
弱気な永樹さんも新鮮だけど、早く元気になって欲しい。
やっぱり私は、いつもの永樹さんが好きだ。
……別に、変態な永樹さんが好きだとか言うわけじゃなくて…!!ち、違うもん。
「あぁもう馬鹿馬鹿」
頭をふってポカポカと叩く。
『すーすー』
「…早く元気になって下さいね」
永樹さんが完全に寝たのを確認して、今度こそ立ち上がる。
今度こそ何か食べてもらうために、何か作らないと。
「あ……」
そして、今更になって気付いた事。
結局マスクも何も持ってこなかった私。
なのにこんなに長時間、近い距離にいて、うつらないのかな?
…うーん…馬鹿は風邪ひかないから大丈夫か。