高熱にベッド<短&番外>
ちょっと待て。ちょっと待て…!
寝よっか、って。
私お風呂にも入ってないしそれに明日学校だし。
しかもこんな至近距離にいたら風邪がうつってしまう。
「永樹さん!それはちょっとマズい気が……」
『知んない』
だだっ子じゃないんだから…!
『那子は俺と寝るの…………嫌?』
甘えるような瞳。
きっと熱で朦朧としているんだろう。
明日になったら覚えてない、とか言うに決まってる。
そんな状態の永樹さんにドキドキさせられる私って…………。
悔しい話だ。
『好き好き好き…』
「なっ何…恥ずかしい事を…!」
『んー…言いたくなった』
なんだこの胸きゅん永樹さんは…!
なんか無性に恥ずかしい!
『…うははー……おやすみ』
おまけに自由奔放…。
「って寝ませんよ…!」
脱出を試みるものの、
『離れたら…、どうなるか分かってるよね…?』
力が入らない代わりに言葉で私の動きを封じ込める。
今の永樹さんからなら、私の力でも逃げられる。
なのにそう出来ないのは、結局私は永樹さんには逆らえないから。
…なんやかんや言って、ベタ惚れ中のベタ惚れ、甘ちゃん中の甘ちゃん。
「ちょっとだけですよ………」