高熱にベッド<短&番外>
自然と上向きになっている顔。
「んー!」
一度流れたゼリーは止まらず、どんどん首を伝い、襟から服の中へ。
「ん…!?!?」
そして、何を思ったのか、永樹さんはそんな私にキスをする。
漏れてるとは言えど、まだ口の中には大量のゼリーがある。
それでも永樹さんのキスは止まず、永樹さんの喉はゴクン、と音を立てる。
私の口の中にあったゼリーを舌で絡め取り、食べている。
『…あふっ!』
しかし、ゼリーとキスのダブルパンチで私はとうとう少し残ってたゼリーを吹き出してしまった。
サーーっと血の気が引く。
私ったら、最低だ…!
あろうことか…ぶっかけてしまった!顔に!顔に!
一瞬動きが止まった永樹さんの顔は、ゼリーだらけで。
「ごめ…なさ…」
私が泣きそうになっていると、永樹さんは何故か来ていた服を脱ぎだした。
「えっ?ちょ…!何脱いでるんですか…!!」
私は目をギュッと目を瞑る。
赤い顔を隠す事が出来ないのが恥ずかしい。
『だって…服にもついちゃったし…これで顔拭くだけだって』