高熱にベッド<短&番外>
でもそうしないのは、那子が大切だからで。
那子には言ってないけど、俺は那子が初恋。
…今まで好きなんて分からなかったから
好きになられる事はあっても好きになる事なんてなくて。
色々ある"好き"がある中で、皆が俺に求める"好き"を見分けるのは俺にとったら至難の業で。
頭で考える程深みにはまって、どんどん分からなくなった。
でも、今は違う。
那子に感じるこの思い全部が、"好き"なんだって分かったんだ。
愛しいから触れていたい。
俺からの最大の愛情表現。
だけど、わきまえなければならない事がある。
俺は本当に那子が大切だから。
誘惑に負けるな、俺。
「…!」
そうは思うのに、暑さに眉をひそませて、体をよじる那子を見て誘惑に負けそうになる。
唸る声は甘い声を連想させるような声で。
少しくらい…
そんな考えが頭の中を過る。
『えーき…しゃん』
………やっぱり限界かもしんない。