高熱にベッド<短&番外>
そう思えば最後。
制御は到底不能になる。
どんどん近づく距離は、俺が那子に迫っていってるからで。
そして遂に二人の唇は触れ合う。
熱のこもった声に唇。
唇から伝わる熱は余計俺の体温を上昇させる。
那子は抵抗しない。
いつもなら真っ赤になって抵抗するのに。
…それが余計俺を煽ってるとも知らずにね。
那子は俺の動きに従順で。
少しお酒臭い息で、これはお酒のせいなんだと自分を呼び覚ます。
こんなに熱いのも、積極的なのも従順なのも、全部お酒のせい。
那子が俺に全てを許したと勘違いするには早すぎる。
『は…っ』
それなのに耳につく、やたらと甘い那子の声に、そんな事忘れてしまいたくなる。
それでもチラチラと見える制服が俺にストップをかける。
俺が舌を出せば那子が応えるように熱く絡んできて。
止まらない。止めたくない。
支配してると思ってるのは実はとんでもない早とちりで、もしかしたら俺は那子に支配されているのかもしれない。
那子の両手は俺が押さえているものの、その動作に力なんて全く必要無くて、きっと俺が手を離しても那子は抵抗なんかしない。
寧ろ抱きついてくるかもしれない。
それくらい今の那子は熱情的で積極的で。
激しく絡んでまとわりついて。
俺をぐらつかせる。