高熱にベッド<短&番外>


『…という事はつまり、那子は今酔っ払ってるって事ですよね…!』

下を向いて暫く動かなかった唯ちゃんは、急に頭をあげて、例の扉を勢い良く開けて中へ入っていった。

『那子っ、大丈夫!?』

中からは唯ちゃんの心配そうな声と、

『ゆ〜い?どったの〜?うひゃひゃーっ』

相変わらずの那子の声。

『なんて格好…!服来なきゃ!』
『やーらー!あついもんー!』


中を覗いて見ると服に袖を通させようとする唯ちゃんと、それを拒む那子の姿があって。


『もう…!永樹さんの馬鹿!!!』

唯ちゃんに怒鳴られてしまった。

『唯ちゃんの言う通りだ。お前はもう少し後先考えて行動しろ』

そして真人からは大人目線でお説教を受けて。

『酒怖ぇ』

那子の変貌ぶりに、お酒に対して考え方を改めてる様子の一。

『…………っ』

『『『赤面してんじゃねえよ』』』


そして那子を見て無言で赤面する竜。

『はい見んの禁止』

俺は扉をしめて中を見えないようにした。


確かに竜の気持ちは分かる。

赤面する気持ちも思わず言葉を忘れる気持ちも分かる。

あれの破壊力は凄まじい。



だからこそ、




俺以外の男が見ちゃ駄目。



我儘だって言われたって
こいつらに俺は助けられたとしても



嫌な事実は変わらない。



俺の那子のやらしい姿、それを見て興奮できるのは俺だけじゃないと嫌なんだ。



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