隣の狼にご注意を♥
「キスとセックスは
気持ちなしでもできんだよ」
――プチッ…。
その言葉に、あたしの中の
何かが切れた。
パンッ…!!
そして気づいたときには、
川崎くんの頬に、
あたしの平手打ちが
みごとにクリーンヒットしていた。
「いって……」
川崎くんは少しよろけて、
あたしから少し距離ができた。
あたしの手はジーンとしていて、
“叩いたんだ”ということが理解できる。
「…バカにしないで。
女嫌いだかなんだか知らないけど…、
そんなのあたしが直してやるって
言ってんのっ!
キスとかセックスとか…。
ヤるのはあんたの勝手だけど、
相手の気持ちも少しは考えやがれっ!!
あんたを本気で好きな子だって、
何人この学校にいると思ってんのよっ!」
何かが爆発したあたしの怒りは、
口からミサイルのようにくりだされた。
川崎くんはそんなあたしを見て、
あ然としている。
…口開いたまま、ふさがってませんけど?
そしてあたしのミサイルはもう一発……。