promise ~夏の約束~
「…ゆうちゃんは、ずるいよ。」
雪姫は震えながら呟いた。
きっとまだ頭の中で整理が出来ないでいる。
そんな雪姫の言葉に相づちを打った。
「…私がゆうちゃんを追い掛けた時には、
返事もくれないくせに…、
今度は後ろから、追い掛けてくる…。」
雪姫は震える声を必死に隠そうとする。
「必死に忘れようとしてるのに…、
必死に離れようとしてるのに…、
泣きそうな声で私の名前を叫ぶでしょ?」
俺は黙って頷いた。