光の魔法を君に
「とにかく!誰か生きてる人を探そう。」
俺が提案して2人も頷き探そうとした瞬間・・・
「その必要はない。」
低く、相手を嘲笑うような声色が聞こえた。
一斉に振り返る。
そこには、黒いフードをかぶった人が数人立っていた。
「・・・お前らは・・・誰だ。」
警戒心をむき出しにして問う。
相手は相当な力を持っているはず。
腰に下げている武器に触れ、いつでも攻撃できるようにする。
「ふ・・・。我らに攻撃など無用なことを。」
そして、
「光の者を知っておるだろう。どこへ行った。」
「「「!!!」」」
うすうす気づいてはいたけど認めたくなかった。
夢羽目当てで村を滅ぼした・・・と・・・。