光の魔法を君に
「ノア、今日は早かったのね。」
フワリと笑いながら髪に手を当てる。
長く、綺麗な金色の髪。
煌めき、輝き、存在を神々しく保っている。
「あぁ、君こそ。村人からの感謝はいいのかい?」
彼女はプクッと頬を膨らまして
「・・・いいのよ。あたしは好きでこの村の周りに結界を張ってるだけ。感謝されるようなことでもないし、
みんなが好きなだけなのに。誰一人、あたしをあたしとしてみてくれないのよ。」
俯き、悲しみを表す。
__いつもこうだ。
彼女は見返りを求めていない。
だからこそ純真な心を持つ。
それ故、神の使いだ、女神だ、などと言われている。
「あ、でも貴方は違うわよ?」
クスリと笑ってまた、草原を歩いて行った。
「~~~~っ・・・」
彼女の行動に心動かされるのは、いつものコト。なのに慣れてくれない。
愛しいと感じる存在。
いつまでも、ぬくぬくとした関係でいれるはずはなかった。