光の魔法を君に
異常な雨が街を包んだ
それが不幸の訪れ。
崩壊の始まりだった
家の中から外を見る彼女は
「嫌な雨だわ」
ポツリと呟いた。
険しく顔を歪まして雨を見つめていた。
俺は彼女にそんな顔をさせたくなくて
「すぐやむさ」
確信は持てないが雨はいつかやむ。
そう、いつか・・・・
俺の言葉を聞いて彼女は笑みをこぼしたがきっと本心ではない。
わかってたんだ。
彼女が動くことくらい。
___君はみんなが大好きなんだって・・・